旅*北海道 前半
北海道で2ヶ所のファームステイを終えた私は、念願の北海道一周の旅へ!
今回はそのお話。
交通手段は車。
ありがたいことに、相方さんが神奈川から北海道まで来てくれて。車で。
ありがたや、ありがたや!
なので、約一ヶ月かけて北海道の絶景やキャンプなどを楽しむことに◎
寝床は、主に車中泊かテント泊。布団が恋しくなったらゲストハウスやホテルへ宿泊。
私たちが行った場所全てではないけど、なんとなくで載せていこうかなと。
小樽から出発で、時計回りにグルリ。なるべくその順番に載せる予定◎
【小樽:ビール園】
まずは飲むよね。笑
こういう場所は、テンションが上がる!飲みかけでごめんなさい。運河も好きな雰囲気。ここでは、ゲストハウス山小家さんに一泊。
【石狩市:夕日の見える丘公園】
日本海に面していて、ここに沈む夕日がとても綺麗とのこと。見たかったなあ。だけどお昼も、開放感があって清々しかった。海って広い!
フィヨルドのように切り込んだ地形の湖。希少な幻の魚、「イトウ」が釣れるそう。イトウとは、体長1mと大きな淡水魚。見たかったけど、まあ見れるわけないよね:(
風車が28基並ぶ発電所。近づくとその迫力は圧巻!これ全てで、12000世帯分の1年間消費電力を賄えるそう。家にもひとつ欲しい:)
【幌延町:トナカイ観光牧場】
フィンランドからやってきたトナカイさん。レストランでは、トナカイの肉が食べられるよ。クセがあるけど、私はなかなか好きな味◎
湿原は釧路湿原の方が有名だけど、ここは、観光客も少なくのんびりとした時間を味わうことができる。高い建物は一切なくて、開放感が最高に気持ちいい!
最北端の駅。JRの駅と道の駅が合体していて、トイレなどもすごく綺麗。車中泊するには最適な場所。快適すぎて、延泊、延泊、延泊…。
日本最北端。絶対にはずせない場所。天気が悪かったのが残念だったけど、端っこ好きの私にとっては「ついに来たあ〜!」と感動は最高潮!もちろん、飛ぶよね!
宗谷岬の裏にあり、緩やかな丘が続く場所。気温が上がらず、加えて強風が吹くために木が全然育たないらしい。
丘と牛のコラボレーションは美しい!
【稚内市:大規模草地牧場】
大規模という名だけど、牧場の方によると年々減ってしまっているらしい。確かに、この付近はどこも少し寂しい感じ。でもかわいいよね、牛さん。北海道に来たなあ、って感じ:)
【西興部村(にしおこっぺ村)】
こじんまりしていて、なんだか可愛い村◎
【紋別:カニの爪モニュメント】
紋別に行ったら、是非とも行って欲しい場所。むしろ、これ目当てで行くのも良い!この無駄なデカさ、たまらない。
【大空町:メルヘンの丘】
ここからの夕日がほんとに綺麗だった。写真を撮り忘れちゃったけど、今まで見てきた夕日の中で、ここが群を抜いて1番!この木と夕日のバランスが絶妙。私のお気に入り◎
【斜里町:天国へ続く道】
天へ続くように伸びた道、全長約18kmほどの直線道路。直線道路って、北海道らしいよね。だけど、スピード出し過ぎ要注意!
裏切らない場所、世界遺産!山々が湖に写し出され、とても美しい。もう言葉はいらないよね。
熊出没で閉鎖されるときもあるので行く際は要注意。私が行った日の朝にも、熊の足跡があったとか…
長靴、熊除け鈴、熊スプレーが必須の山道を2時間弱歩くと見ることのできる湖。残念ながら霧がかかっていたけど、熊にドキドキしながら歩くのはスリル満点◎
と、長くなってしまったので続きはまた次回。
では。
ファームステイ*石狩市
長沼町のファームステイが終わった翌々日。休む間もなくファームステイ第四弾。
ヘトヘトの身体を引きずりながら向かった先は、【石狩市】。
ここは、札幌から車で30分ほどの場所。
市役所に、図書館に、公共施設がとても立派。潤っているのかな。
札幌近郊ということもあってか、石狩市は比較的住宅街。それでも、北海道だけあって広々。本州の住宅地みたいに、ゴチャゴチャしていない。
そういうところもいいよね、北海道さんは◎
そして今回はwwoofでのファームステイ。お世話になったのは、少量多品目栽培をしている有機農家さん。
もともと実家が農家で、大学卒業後に就農したとのこと。代々使っていた農地を継ぐ形だったけど、両親サマもまだまだ元気に現役農家。ほんとお元気!
お父さんもお母さんも、ここのご家族は【3食たんまり食べてモリモリ動く】という、なんとも健康的な暮らし方。
これが元気の秘訣かあ〜!と私も負けじと頑張ってみたけど、結果的に1番若い私が1番食べられず。敵いません…。
主な作業は、夏野菜の収穫。
写真はズッキーニだけ。
畑には、何種類もの美人野菜がたくさん!おいしそう!夏野菜ってカラフルで、畑が一番賑やかな時期だよね。
野菜は大きければいいってものでもなくて、採りどきがそれぞれある◎それが、宝物を探しているみたいで楽しくて
楽しくて:)
そしてここの農家さんは、非常に魅力的な農業のやり方をしていた。
まずは、家のすぐ隣に畑があったこと。
今まで訪れた農家さんは、畑へ行くのに車で10分〜20分ほど走っていたので、なんと作業がしやすいんだ!とビックリ。先入観かもしれないけど、家と畑が離れている農家さんは多い。特に、新規就農した人は。
つぎの魅力は、家で直売所を開いていること。
朝採ったものを直売所に出して、その日のうちにお客さんの手に渡る。売り切れたら隣の畑から採ってくる。なんとも理想的!
自分家の直売所だと無駄な流通にも乗らないので価格を安く設定できるし、スーパーなどには置けない形が悪いものでも置くことができる。お客さんにとっても、農家にとってもいいことづくし◎
そして最後の魅力は、札幌のマルシェに出店していたこと。
北海道では札幌近辺でないと、有機野菜の需要がないらしい。
うーむ。確かにそうなのかも。
関東でもそうだけど、健康志向の人は東京近辺に多い気がする。そういったイベントが主催されるのも、そのためなのかな。
田舎で暮らす人ってたいてい自分家で野菜を育ててるらしく、直売所やマルシェなどをド田舎でやっても難しいと。
そうなのかあ。
都会から遠く離れたちいさな村で農業するのが環境的には夢なんだけど、都会に近いからこそできる農業もいいよね。
うん、難しい。
オフをいただいて、はまなすの丘公園へ。知らない土地を自転車で走るのは気持ちがいい!
ススキに赤とんぼ。
8月下旬だっていうのに、すっかり秋の雰囲気。
赤とんぼ、ほんとにたくさん!数え切れない!
車を走らせると「ペチッ」て音と共に、赤とんぼと交通事故を起こしてしまう。歩いていると、地面に横たわる赤とんぼが1mに1匹は目に入ってくるほど。
しかも、途中入ったレストランではテラス席が赤とんぼの大量発生によって閉鎖されていた。こりゃすごい。
これも、北海道アルアルなのかな?
そして最後に。
紹介してもらった可愛いカフェへ。チョコレートソムリエさんが副業で経営しているんだって。
チョコレートのカキ氷。これは初めての味。なかなか無いよね?
とても美味しかったし、なにより店内がすごく可愛い!オススメなので、石狩市に行った際は是非!
お世話になりました^^
今回、みんなの写真を撮るのを忘れてしまった。残念。
では。
ファームステイ*南伊豆
初夏の暑い時期、
第二弾ファームステイ。
今回は、【静岡県南伊豆町】へ。
こちらは10日間。
ここは、旅行パンフレットなどでよく聞く"伊豆"とはまた違うとこ。
伊豆半島のほんとに南。電車は通ってなく、終点の駅から一時間ほどバスに揺られてやっと辿り着く。
ここ、来てみてびっくり。
ホントに静か。
耳に入ってくるのは、風と虫の音が8割。あとの2割はおじいちゃんおばあちゃんがガハガハ笑う声に、草刈り機の音。とにかく静か〜な場所。なぜだか、車すら滅多に通らない。
最初、みんな引きこもりなのか?と思ったくらい。あ、全然そんなことないよ。
そんな今回のファームステイ先は、かわいい姉妹がいるにぎやかなファミリー。(写真は農大生さんと)
就農10年ほどのベテラン農家さん。といっても、オーナーさんは36歳とまだ若い。東京農大出身で、26歳で就農したそう。
育てているのは、有機や自然栽培での多品目のお野菜。そして稲作も。私が行った時期は、絶賛田植え開催中!だったので仕事はほぼ田んぼ作業◎
田植えをしに訪れたので、楽しみな時間。
だけどそんなそんな気持ちも束の間で、暑さが私の身体を追い込む、追い込む。いやー、辛かった!
そしてこのファミリーが実践していたのは、持続可能な手作りの暮らし。農業も生活も。
石油系資材(マルチなど)を使わずに、できるだけ自然に近い農法で育てていて。実際にビニール製のマルチは見当たらず、ほとんどを藁で代用。
なんでも、なるべく買わない生活をしているとのこと。"買う"という行為は、"切れたらまた買う"ということであり持続可能ではないという。子供のお菓子なんかも、ほとんどが手作り。しかも身体に気を使った素材で◎
農大生さん達と一緒に作業した日、ちょうどその1人が誕生日。ハッピーバースデイ!誕生日に農作業なんて、さすが農大生さん:)
このケーキのクリーム、なんと豆腐クリーム。砂糖不使用なのに、充分満足する味。感動!
私も一度病気をしたことがあって、そこから身体のことを深く考えはじめて。まだまだ既製品のものを買うことは多いけれど、"手作りの暮らし"は目指したい暮らし方。
そんな暮らしを少しでも実践しようと、大好きなお酒を仕込んでみることに。梅も、このファミリーからいただいたもの。ありがとうございます^^
仕込みから4ヶ月ほど経つと、いい感じ。熟(女)梅酒の完成!
先日クィッといってみた。うーん、これを言葉にするのは難しい。美味しいというか、感動!
梅酒ごときで?と思うかもしれないけど、私にとっては涙が出るほど。
偶然行った農家さんで、偶然梅を貰って、地元の酒屋さんオススメでお酒を買って、砂糖もなるべく身体にいいものを選んで作った梅酒。
とても回りくどいけど、自分で作ったものを自分で食べる。それだけで幸せ度が大きくアップ!
自分で作れば、原材料も目に見えるしね。もちろん美味しかったよ!
そんな熟(女)梅酒、みんなで飲めばもっと幸せになるはず◎さあ、ようこそ我が家へ!
さて、話が逸れてしまったのでまとめると。今回のファームステイも、居心地のいい場所で大満足!(部屋は古民家の離れだったため、毎日ゴキブリと戦っていたことは抜きにするけどね。)
雰囲気が、私の求めているものにピタッときた。なんだろう、パズルのピースがはまった感じ。
遊びも全力!子供達や農大生さんと♪
2人姉妹の娘ちゃん。
喧嘩とか、長女の権力とか、昔の私と姉を見ているようで微笑ましい。力でも言葉でも姉には勝てなくて、泣きじゃくるんだよね。そして母親登場、がいつものパターン。でも、たまに妹思いの姉になるときもあったりして。懐かしいなあ!
ほんとお世話になりました^^
ありがとうございます!
では。