「 旅 × 農業 × 育児 」

農業という職業に夢を持ち、ファームステイしながら旅をしていました。今は息子を出産し、育児に没頭中。20代オンナ。wwoof/農業バイト/国内/海外/一人旅/18切符/バックパッカー/育児

旅*北海道一周 後半

ずいぶんと遠い昔の話になってしまったけども、今日は北海道一周のつづきを。もう少しお付き合いください。




前回の記事(旅*北海道 前半 - 「 旅 × 農業 」)は、知床にある羅臼湖まで。

まず最初に、このときの話を少しだけ。



実はこの日、私の誕生日。
記念すべき、バースディ羅臼湖!


そんなウキウキのバースディ羅臼湖までの道のりは、およそ2時間のトレッキング。ここは熊の生息地なので、熊除けスプレーと熊除け鈴が必須。
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熊にバッタリ合ってしまわないように、鈴をチリンチリン鳴らして、手をパンパン叩く。そしてたまに、「ほぃほぃっ!」と叫ぶ。
この一連の流れ、自分たちの存在を熊にアピールするための行動なだけど、なかなか楽しい。


相方さん、熊スプレーの練習もバッチリ!
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残念ながらこの日は曇り、たまに雨。風も強く、風で草が揺れるたびに「熊か!?」とビビりっぱなし。
普段の山登りに比べて時間も距離も全然少ないのに。熊に怯えながら歩くのは結構しんどく、完全に熊に負けてしまっていた。




あ、ちなみに。
好き好んで誕生日に羅臼湖を選んだわけではない。


羅臼湖をどうこう言っているわけではないけども。
当初の予定では、美瑛やら富良野やらで北海道らしい大絶景を見ながら、【誰もが羨むキラキラした誕生日】を過ごす計画だった。



それが気づいたら。
寒さと熊に怯えながら過ごす、【ワイルドかつスリル満点な誕生日】になってしまった。





ま、私らしいといえば私らしいか。
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と、誕生日の報告はここらへんにして、歳取ってホヤホヤの北海道一周の続を。




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カルデラ湖で、世界一の透明度を誇る湖。実はここ、河川と繋がっていないため法的には"湖"ではなく"水たまり"らしい。日本一大きな水たまり。笑
まあ、観光する分にはどちらでも良いんだけどね。





弟子屈町:神の子池】
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水がコバルトブルーに輝くことで有名な池。1日12,000tも湧き出ていて、水深は5mととても深い。水が綺麗だからか、そんなに深いようには見えなかった。しかも水の中にある木が腐っていない。これは、水温が年間通して8℃と低いためらしい。もちろん綺麗だったけれど、それよりも水が青く見えることが不思議でしょうがなかった。



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日本最東端。ここは今回パスしてしまったけど、去年行ってきたとこ。最東端ってことは、日本で一番最初に朝日が昇る!ほんとに感動したなあ。全国のみんなに届け〜的な。



釧路市:釧路の夕日】
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世界三大夕日にもなっている釧路の夕日。タイミングを逃して綺麗に撮れなかったけど、、。ここは、夕日がオレンジではなく赤色なのが特徴。赤く見えるのは、釧路湿原などによって空気中の水蒸気が多くなるかららしい。




釧路市:釧路湿原】
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日本最大の湿原。ここはもう、ベタベタに良いところ。





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標高810mに位置し、北海道の中では最も標高の高い場所にある湖。ちなみに、高尾山の頂上はは600mほど。ここでは二泊キャンプをした。とにかく寒かった!この旅で何度もテント泊をしたけど、寒くて眠れなかったというのはここだけ。でもその反面、景色や雰囲気は私好み。早朝からのカヌーも、ほんと最高!水の上で飲むコーヒーって、なんでこんなに美味しいんだろう、、!







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世界でも唯一、ばんえい競馬を見ることができる競馬場。これは、お馬さんが全力疾走するという競馬ではなく、20キロほどの重りを引っ張りながら休み休み走る競馬。お馬さんの体力を見極め、いかにタイミングよく休ませながら走らせるかが騎手の腕の見せ所らしい。
ちなみに私は、100円賭けて11倍になって帰ってきた。ビギナーズラック!







浦河町優駿ビレッジアエル
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引退した競走馬と触れ合える宿泊施設。ここらへんの日高地方は、お牛さんではなくお馬さんが主役の場所。日本一の馬産地らしく、広々とした育成牧場が続いていた。改めて間近で馬を見ると、なぜだか母性本能をくすぐられた。色んな表情をするし、おチャメな行動もする。そして走る姿はカッコいい。でも臆病でもある。可愛いヤツめ!






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太平洋に突き出きだしていて、180度以上辺りを見渡すことができる岬。写真では分かりづらいけど、地平線が丸まっていて地球の丸さを実感することができた。ほんと感動。







と、地球岬の朝日を最後に、私の北海道一周旅は終わりを迎えた。


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北海道の地理が頭に入っている方はお気づきかもしれないけど。
実は、“北海道一周”と言っておきながらこの旅、小樽から始まって小樽で終わっていない。




走行距離や期間のことを考えて、函館の方には足を踏み入れず、泣く泣く苫小牧からフェリーに乗って帰ることになった。




相方さんは神奈川からずっと運転してきたので函館行ってるし、私も行きしに夜行列車で函館通ってるし良しとしよう、と半ば無理やり気持ちを丸め込んだ。ギュギュッとね。





でもこれは、だいぶお疲れモードになっていた2人にとってきっとナイスな判断。



疲労が積み重なってか、iPhoneの画面割ったりカメラのレンズを割ったりが続き注意力が散漫していた。運転、事故らなくてよかったと思うくらい。














そして、今回の北海道旅の感想を一言で言うと












『北海道は、でっかいどう』

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いや、別にオヤジになりたいわけではない。これは心からの感想で、ほんとにでかかった。【北海道が大きい】なんて、日本人全員が理解していると思うけど、とにかく、でかかった。




もう、大きすぎて、移動が大変。






こんな画像を見つけた。
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何県分が入ってるの?てかんじ。
そりゃ、隣町へ行くのにも時間がかかるよね。

私の大好きな別海町てところは、広さでいうと東京23区と同じらしい。
うへーーーー。

 


そんなかんだで結果的に、一日平均100〜200キロくらい移動して、北海道での全走行距離は約5000キロ。

初心者&運転が好きでない私にとっては、ダメージが大きすぎた。みんなガンガン飛ばすから、80キロが当たり前だし。



もちろん、私よりもたくさん運転してくれてた相方さんの方が負担は大きかったと思う。ありがとう。







大変なことはもちろんあったけど。
この旅で北海道が前よりももっと好きになった。まだまだ行けていない場所はたくさん残ってる。






もっともっと行きたい。










色んな景色を見る度に、色んな感情がグルグルした。
色んな空気を吸う度に、心がドキドキした。













またいつか、行ける日が来ますように。
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最後に。
散々大きいと言い続けた北海道だけど、こんな画像も見つけた。
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紫色の枠が北海道。アフリカやアメリカと比べたら小さいね。ははは。










では。
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